国立研究開発法人産業技術総合研究所
岡崎 義光 先生
満足度の高いハンズオンセミナーに。
TANACBONEは、日本人の CTデータから作られた模擬骨で、一般的な整形外科用手術器具を使用しての骨切り・ガイドピンの挿入・ネイルやラグスクリューの挿入・カップやステムの設置・スクリューやプレートの設置・リーミング・アンカー設置・除圧などの手技練習用に開発しました。簡易的でありながら、 臨床に近い感覚での練習が可能になるように設計しております。また、筋肉・靭帯・神経などを付けることで、 更に高度な練習も可能になります。
○ | スクリュー挿入時に、皮質骨と海綿骨の違いが分かった。レントゲンを使用しながらのハンズオンは臨床に近く有意義だった。 |
○ | 海綿骨、皮質骨の感触がリアルだった。 靭帯や筋肉などの周辺組織も臨床に近かった。 |
○ | 寛骨モデルは寛骨臼部分も2層になっている為、リーミング時に皮質骨から海綿骨に入った際の感触の違いが分かり、良い練習になった。 |
臨床使用上、可能性のある不具合事象を事前に検証。
TANACBONEは、医療機器開発時の社内評価の他、医療機器申請時の非臨床試験での使用実績もございます。
【例】・試験用ブロックを使用したネジの引き抜き試験
・大腿骨モデルを使用したプレートリスク検証試験
○ | 模擬骨の密度を変えることで試験条件のコントロールができる為、臨床試験ではできないようなワーストケースの試験も行うことができ、リスクマネジメント強化に繋がった。 |
※試験内容のご相談も承ります。
密度の異なる2層の硬質発泡ウレタン素材でできています。
LD (Low Density)
海綿骨が柔らかく、 切削 ・ スクリュー挿入 ・ラスピング・リーミングなどの手技練習をより臨床に近い感覚で行っていただけます。
HD (High Density)
海綿骨が硬めのモデルです。 手技練習の他、インプラントの強度確認などに使用されます。
全体が同じ密度の硬質発泡ウレタン素材または硬質ウレタン素材でできています。
手技練習の他、インプラントの強度確認などに使用されます。
2層モデル・1層モデルともに密度の変更が可能です。
『試験用ブロック』 一覧の数値などを参照して、 ご希望のグレードをご指定ください。 ただし、 表中の数値はブロックでの代表値であり、 模擬骨に成型した場合と は若干異なります。
ほぼ全ての製品でレントゲン対応の加工が可能です。
加工後も密度や切削の感触などは、ほとんど変わりません。
展示会などでのインプラントの展示にご利用いただいております。 支給されたインプラントをインサートしての成型加工が可能です。
骨折線加工・穴あけ加工ご希望のデザインで骨折線を入れることもできます。また、下穴など細かな加工も承ります。
※モデルボーンの密度・寸法はおおよそです。成型上、密度・寸法にばらつきが出ます。
※材料の特性上、経時により黄変しますが、品質・物性上問題はございません。
※2層モデルは、一部海綿骨の色が透けて見える場合がございます。
Copyright © TANAC Co., Ltd.
岐阜大学 医学系研究科 医科学専攻
整形外科学分野 教授
秋山 治彦 先生
山口大学大学院 医学系研究科
整形外科学 助教
西田 周泰 先生